肥満のメカニズム

肥満のメカニズム、すなわち体重の増減の仕組みはいたってシンプルなものです。

(摂取カロリー)-(消費カロリー)の総和が7700カロリー多ければ1㎏体重が増加し、少なければ1㎏体重が減少します。

摂取カロリー

摂取カロリーは食べたカロリー量そのものです。摂取カロリー量を減らすには、単位重量あたりカロリーが高い脂肪分を減らす事が重要です。炭水化物、タンパク質が1gあたり4カロリーなのに対し、脂肪分(脂質)は1gあたり9カロリーにもなります。例えばチョコレートは脂肪分が多いため、同じ重量の砂糖よりはるかにカロリーが高いのです。

消費カロリー

消費カロリーは、基礎代謝と呼ばれる生命活動に必要なエネルギー消費と、運動によるエネルギー消費の合計になります。

ダイエット外来

当、代官山パークサイドクリニックではダイエット外来に力を入れています。当クリニックで行われている治療を以下に挙げます。

先ず、摂取カロリーに関するものです。人は食物を食べるとカロリーは概ね100%吸収されます。それを一部分でも減らす事が出来れば、摂取カロリーは減少し、体重減少につなげる事が出来ます。摂取カロリー減少に最も効果的な物は、日本人の摂取カロリーの約50%を占める糖質・炭水化物の吸収を抑制する物です。現在、医薬品ではこのカテゴリーの薬は存在しません。

発酵コタラヒム
当クリニックでお勧めしているのは、「発酵コタラヒム」という糖質の吸収抑制作用のあるサプリメントです。これには「宿便」の解消効果もあります。
ヤマブシタケ
脂肪分の吸収を抑制する物としては、サプリメントの「ヤマブシタケ」があり、比較的手軽に飲めます。これらのサプリメントは併用が可能です。
サノレックス
その他に、食欲を抑える薬という物も存在します。高度肥満の治療薬として開発された「サノレックス」という医薬品の内服薬です。診察の上で原則3カ月以内の内服治療となります。
消費カロリーを増やす薬
消費カロリーを増やす薬も存在します。先ずは保険適応のエキス剤の漢方薬である「防風通聖散」です。脂肪細胞である褐色細胞のβ3アドレナリン受容体に作用する事により脂肪燃焼を促進し、基礎代謝を上げ、体重減少効果があります。この漢方も便秘解消の効果を併せ持ちます。他に「大柴胡湯」「防已黄耆湯」を用いる事もあります。
ダイエットに効果的な注射
注射を併用するのも効果抜群です。糖質の燃焼効果を高めるαリポ酸「リポアラン」や脂肪燃焼を高めるLカルニチン「エントミン」は内服薬に較べて絶大な効果が期待できます。
また、運動と併用する事でこれらの効果は倍増します。

ダイエットは個人の体質に合わせた治療を行う事が重要です。当、代官山パークサイドクリニックでは、一人一人の身体的・社会的状況に応じたオーダーメイドの治療をご提案出来ます。是非、お気軽にご相談ください。

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診療時間 午前10時-14時 / 午後16時-19時[水・土休診]
※金曜は21時まで診療

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岡宮 裕 院長
1990年 杏林大学医学部 卒業 慶應義塾大学腎臓内分泌代謝内科に入局 横浜市立市民病院・静岡赤十字病院・練馬総合病院他 腎臓病・高血圧・糖尿病・血液内科やアレルギー疾患など内科全般の幅広い医療に従事。 代々木上原の吉田クリニックにおいてプラセンタ注射を使った胎盤療法等の様々な領域について研鑽を重ねる。 2009年 代官山パークサイドクリニック 開業 2011年 海外渡航前医療センター 開設

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